足に合わない靴を履いたらどうなるの？足のトラブルを予防＆改善する方法も解説します！（後編）

～足のトラブルを予防＆改善させる方法とは？～

ここでは、偏平足や外反母趾など具体的に足のトラブルを予防・改善する方法をご紹介します。まず足のトラブルを回避するには、足の筋力アップにつながるストレッチやトレーニングが効果的。特に靴に覆われる足の部分を動かすことでさまざまな症状を和らげることができます。例えば足底を押したり揉んだり伸ばしたりするストレッチ、ボールを足の裏で踏んで転がしながら足裏をほぐすのも効果的です。
足にトラブルが起こる要因はたくさんありますが、現代人に多く見られる「筋力の低下」は大きな要因の一つとして考えられています。普段、意識していないと、なかなか動かさない部分をしっかり鍛えていきましょう。

足の各トラブルを予防＆改善しよう！

靴擦れ

靴擦れは、そもそも靴があっていないことや靴の履き方が悪いために起こります。靴連れの場合はかかとがしっかりした靴を履いて、肌と靴がこすれないようにしましょう。対応策としては、靴擦れする箇所に、ワセリンやパウダーを塗って摩擦を減らす工夫をするほか、絆創膏を貼って摩擦が起きやすい箇所をガードすると良いでしょう。

外反母趾・開張足

外反母趾、開帳足になりやすい人は、足の指を動かして「グー」「チョキ」「パー」を繰り返したり、足の指全体でものをつかんだりするのが効果的。足の指で割り箸やタオルをつかんで引き寄せるなど足の指を動かすことを意識しましょう。

扁平足・足底筋膜炎

まず椅子に座ってかかとを地面につけ、つま先だけを上げてください。その状態でハンドボールぐらいの大きさのボールを土踏まず辺りでしっかり挟んで、10数えます。この動作を3セット行いましょう。毎日続ければ、1週間ぐらいで効果を感じられるかも！

膝の疲れや痛み

膝が悪い人は背中が倒れないように、背もたれのある椅子に座って、体に対して足が90度になるように足を上げて膝を伸ばしてみましょう。そして足首を90度にします。その状態で10数えます。

いきなり筋力トレーニングはNG?　足の正しい鍛え方

足のトラブルを引き起こす要因の一つが筋力の低下にあることを、先ほどお伝えしました。ただ、「筋力が低下している」と聞くと、つい激しい動きや運動など体に負荷をかけて筋肉を鍛えることを考えがちですが、いきなりハードなトレーニングをするのは、決しておすすめではありません。まず大切になるのは、ご紹介したような軽いストレッチやトレーニングで関節を柔らかくしたり、適度な筋力アップを図ったりすること。というのも、正しい歩き方をする上で重要になるのは、関節の可動域を広げることだからです。最初はストレッチで関節を柔らかくし、その次に筋肉を鍛えるのが正しい順序です。またストレッチを習慣づけられるようになったら、適度な運動を取り入れていくこともおすすめします。もちろん、ストレッチは、一回きりではなく、継続して行うことを心がけてくださいね。

まとめ

今回は、合わない靴を履いたときに起きやすい症状についてご紹介しました。現代人によく見られる足のトラブルとしては、主に靴が大きすぎることから起こる靴擦れをはじめ、扁平足、外反母趾、開帳足、足底筋膜炎などが挙げられます。こうした症状を予防・改善するには、日々足のことを気にかけ、必要に応じて足のストレッチを継続して行っていくことが重要です。足にお悩みを抱える方は、今回ご紹介したストレッチをぜひ一度試してみてください！

また足に悩みを抱えている人におすすめしたいのが、インソール（中敷き）。
インソールには、正常な足の形状をキープまたは補正する機能や足裏の衝撃を吸収する機能が備わっており、使用することで、扁平足、外反母趾、開帳足、足底筋膜炎といった足のトラブルによって起こる足の疲れや痛みを緩和したり、トラブルそのものを予防したりする効果を期待できるようになります。足全体がしっかりサポートされるので、重心やバランスが整い、美しい姿勢で正しく歩くことができるようになるため、足だけでなく膝や腰などにかかる負担を軽減することも可能になります。特に自分の足に合ったオリジナルのインソールをオーダーメイドでつくれば、そうした効果をより体感できるかと思います。
インソール（中敷き）の役割や効果については、「インソールって何？インソールの役割を知ろう！」を参考にしてくださいね！まずは足のトラブルを解消して、足元から体を健康にしていきましょう。